その腰痛、内臓の疾患かも?腰痛が起こりやすい疾患を解説!

医療豆知識

腰痛は日本人の多くの方が悩まされている症状で一度は経験した事がある方も多いと思います。

腰痛を訴える人は日本人では約2800万人と言われるほどなじみのある症状です。

腰痛と聞くと腰が痛くなって治療したり休んでいればそのうち良くなると言ったイメージを持たれている方も多いと思いますが実は内臓の疾患や骨の疾患、体の病などで腰が痛くなる事も多いんです。

内臓や骨の疾患、体の病からくる腰痛は病気のサインですので放っておくと取り返しのつかないことになったり病気に気が付かず進行してしまったりする恐れがあります。

そこで今回は腰痛を起こしやすい病気について解説していこうと思います。

腰痛について症状や原因を解説!
腰痛とは日本人の多くの方が悩まされている症状で症状によっては日常生活に大きな支障をきたしてしまう症状です。多くの方が一度は経験したことがあるくらい幅広く生じる腰痛ですが、少し休めば良くなるから、いつものことだから大丈夫と特に問題にせずそのま...

①悪性腫瘍(がん)

がんの中でも脊椎、脊髄に腫瘍ができると腰痛が起こりやすいと言われています。

脊椎腫瘍

◆特徴 足の麻痺、排尿・排便障害、昼夜問わずの激しい痛み

脊椎とはいわゆる背骨のことで脊椎に腫瘍ができると激しい痛みが昼夜問わず生じるのが特徴で腫瘍の位置によって神経を圧迫し排尿・排便障害や足の麻痺なども生じます。

脊髄腫瘍

◆特徴 足の麻痺、慢性的な腰痛、場合によっては排尿・排便障害

脊髄にも腫瘍ができる場合があります。ですが脊髄にできる腫瘍はほとんど良性の場合が多く、慢性的な痛みや腰痛が生じたり足の麻痺などが生じるのが特徴です。腫瘍が大きくなり周りの神経を圧迫し始めると排尿・排便障害が起こる場合もあります。

②腎臓疾患

腎結石、尿路結石

◆特徴 突然の激しい痛み、血尿、頻尿、背中や脇にまで痛みが生じる

腎臓に結石がある腎結石ではあまり痛みが生じませんが尿路に移行した尿路結石の場合は激しい腰痛が生じます。

痛みの特徴は突然の激しい痛みや脇、下腹部、背部にまで起こる痛みです。

その他の症状として血尿や頻尿、吐き気などが起こりやすいです。

腎盂腎炎

◆特徴 発熱、頻尿、排尿時痛

腎盂腎炎は細菌感染で起こり熱が出たり腰や背中に痛みが出たりもします。

腰痛が起こる原因は腎臓の実質と言う部位が腫れ上がる事が原因とされています。

③消化器疾患

十二指腸潰瘍

◆特徴 腰、背中の痛み、空腹時や夜間に痛みが起こる、進行すると黒いタール便が出る

十二指腸潰瘍でも腰痛が起こる場合があります。

十二指腸潰瘍は胃粘膜の分泌バランスが乱れることで胃粘膜に炎症が生じる疾患でその痛みが背中や腰に現れる事も多いです。

胆のう炎

◆特徴 右みぞおち辺りの痛み背中の痛み、腹痛、吐き気

胆のう炎では胆のうが炎症を起こしその痛みが背中から腰にまで影響することがあります。

また胆石が原因となると胆石が胆管に詰まった際に疝痛(せんつう)と呼ばれる激しい痛みが背中やみぞおち、腰部に現れることもあります。

膵臓炎、膵臓癌

◆特徴 膵臓炎の場合:吐き気や嘔吐、お腹の上側から背中にかけての激しい痛み、黄疸(白目が黄色くなる)

    膵臓癌の場合:初期には無症状の事が多いですが進行すると食欲不振、腹痛、腰痛、背部痛

黄疸などが生じます。

膵臓は背中側に位置しているため背部痛や腰痛が起こりやすいです。特に黄疸と言って血液中のビリルビンと言う物質が増加して目や皮膚が黄色くなってくる症状は膵臓疾患の特徴的な症状です。

④婦人科系疾患

子宮内膜症

◆特徴 下腹部痛、不正出血、生理期間以外の痛みや出血

子宮内膜症は子宮内膜に似た組織が子宮以外にもできてしまう疾患で強い下腹部痛や不正出血などを伴います。生理期間に腰痛が生じる事は多いですが期間外に腰痛が続いていたり出血が続いている場合はこの疾患が疑われます。

●自己判断する前に

日常生活で生じる腰痛もそうですが腰痛に慣れている方はそのままにしていればそのうち痛みが引くと様子を見る場合も多いですよね。

ですがその腰痛が内臓の疾患から生じている腰痛であったら早急に専門の医療機関で治療を行わないといけません。

でも自分じゃ判断なんてできないし、、、

と思われますよね。

これらの疾患はしっかりと検査をして判明することで自分で気がつけるのにも限界があります。

いつもと違う感じがする、いつもより治りが遅い、他の症状も出ている

このような事がある場合は病気のサインかもしれませんので一度医療機関で検査を受けましょう。

また整骨院接骨院、鍼灸院と言った医療機関は国家資格を持った医療従事者が施術を行っているのでそういった鑑別する知識も持っています。

かかりつけの治療院があるのであれば先生に一度相談してみましょう。

●まとめ

今回は腰痛が生じやすい疾患についてまとめました。

今回紹介した疾患の他にも腰痛が生じる事のある疾患はたくさんあります。

大切なことはいつもと違うな、とか他の症状が出ていたりしたら早めに医療機関で検査を受ける事です。

何もなければそれでいいですし何かの疾患であった際にも早期発見早期治療ができます。

そのうち治るだろうと思わないで何かいつもと違うと違和感を覚えたら早めに医療機関を受診するようにしましょう。

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